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【カオハガンキルトとは?】
- カオハガン島に住み始めた吉川順⼦⽒が、島⺠たちにパッチワークを教えたことがきっかけとなり、キルトづくりが始まりました。キルターが定規やコンパスを使わずに⽣地をカットし、縫いつけていったことで⽣まれた、⾃由で楽しいデザインが特徴です。
はっとするような⾊の組み合わせで仕上がった南国らしいキルトは、美しい珊瑚礁が広がる海で洗い、そのあと真⽔で洗い、太陽と⾵のもとで爽やかに仕上がります。
⾃然の中で育ったキルターたちの豊かな感性を⽣かしてできあがったキルトは、彼⼥たちの⾃然や⽣きものへの愛情で満たされています。 -
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【 カオハガンキルトの現状と事業発⾜の背景 】
- カオハガンキルトがつくり始められて約30 年。これまで活躍してきたキルターは年を重ね、少しずつ引退し始めています。両親に教えてもらい、キルトづくりをする若者は少なくはないですが、都会に働きに出る⼈も多く、キルターの後継者が育たなくなっています。また、これまではタぺストリーなどの⼤きな作品が中⼼でしたが、核家族化が進み、ミニマムな家が多くなっている時代の中で、⼤きなキルトを飾るほどのスペースがないという声も多くなりました。時代とともに需要の変化が起きています。
キルターたちは、リビング雑貨の製作を続けながら、毎⽇⾝につけることができるファッション雑貨など、変化するニーズにあわせた商品開発に挑戦しています。この思いを受け、海外留学エージェント「スマ留」を運営する株式会社リアブロード様とカオハガン島で暮らすサラザーエラミル嘉恵様、そして⻘稜⾼等学校が合同でカオハガンキルトの商品開発プロジェクトを⽴ち上げ、⽇本のトレンドとマッチさせた商品を提案しました。 -
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【 カオハガンキルトのアップサイクルトレカケース 】
- カオハガンキルト製作時には、カットして余った部分が残ります。これを「端切れ」と⾔いますが、これまでは捨てられてきました。今回のプロジェクトでは、「端切れ」を活⽤したアップサイクル商品※1 を開発し、販売する事にしました。
開発にあたり、私達のような若者世代にカオハガンキルトに興味を持って貰えるような商品を検討した結果、私が⽴案した推し活グッズとして⼈気の⾼い「トレカケース」が採⽤されました。
推し活グッズとしてカバンに付けたり、⼀緒に写真を撮ったりして頂けるほか、このトレカケースは社員証や交通系ICカードのケースとしても活⽤できるので、⽼若男⼥問わず使⽤できます。
※1 アップサイクルとは、廃棄予定のものに手を加え、付加価値をつけて新しい製品へ生まれ変わらせる手法のことです。 -
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- ※端切れを使⽤しているため、デザインはすべて異なります。
カオハガン島から世界で⼀つのトレカケースをお届けします。 - 今年4⽉、現地を訪問してキルト製作の様⼦を視察してきました。
また、⽇本からトレカケースの試作品をお持ちして、現地の⽅と打ち合わせを⾏ってきました。 -
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【 ご⽀援いただいた資⾦、売上⾦の使い⽅ 】
- 「全額カオハガン島へ寄付」
・キルトの製作活動費
・キルターへの支援金
など -
リターンについて
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アップサイクルトレカケース
- ⽀援⾦1,500円(数量限定30個)
ご⽀援頂いた皆様には、アップサイクルトレカケースをお送りします。
注⽂の際に、暖⾊系もしくは寒⾊系の選択が可能です。
※暖⾊系:⼀般的に⻩⾊〜橙⾊〜⾚⾊など
※寒⾊系:⼀般的に緑〜⻘〜紫など
ただし、デザインや⾊の割合は、ご指定できません。ご了承ください。
製作に時間がかかりますので、完成次第、順次発送します。
※青稜中学校・高等学校の生徒、保護者様に関しましては、校内での受け取りとなります。 -
「カオハガン島⽀援!現地キルターからありがとうメール」コース
- ⽀援⾦1,000円(寄付のみ)
ご⽀援頂いた皆様には、現地の⽅からの「ありがとうメール」をお送りします。
(島⺠の写真と御礼のメッセージ) -
「カオハガン島⽀援!現地キルターからありがとう動画」コース
- ⽀援⾦5,000円(寄付のみ)
ご⽀援頂いた皆様には、現地の⽅からの「ありがとうメッセージ動画」をお送りします。
(キルターからの御礼動画) -
「カオハガン島⽀援!現地キルター、島の⼦供たちからありがとう動画」コース
- ⽀援⾦10,000円(寄付のみ)
ご⽀援頂いた皆様には、現地の⽅からの「ありがとうメッセージ動画」をお送りします。
(キルターと島の⼦供達からの御礼動画) -
応援コメント(50音順)
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青稜中学校・高等学校校長 青田泰明
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- カオハガンキルトという伝統的なプロダクトと、Z世代らしい感性が巧みに融合した今回のアイデアは、単なる「良いこと」という枠を超えて、SDGs的な活動を次代に紡ぎ続けるための一つのヒントになるような気がしています。
昨年度までSDGs部の副部長を務め、これまで学外のコンテストやイベント等でも活躍を重ねてきた佐貫さんらしい素晴らしい取り組みだと思いますし、その基盤をつくり支えてくださった神田社長をはじめとするリアブロード(スマ留)の皆さまには、学校長として心から感謝申し上げます。
素晴らしい留学経験の中で、世界の実情を肌で直接感じたからこそ実現したこの企画が、我々大人世代の想像や想定を超えて、大きく広がっていくことを心から願っています。 -
株式会社リアブロード(スマ留)代表取締役社長 神田 慎
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- 青稜高校出身の弊社従業員と青田校長先生との繋がりから、今回コンテストの企画運営に携わらせていただきました。多数の応募の中から選ばれたファイナリストメンバーのアイディアは斬新かつ興味深いもので、特に優勝した佐貫さんのアイディア、そしてプレゼンは圧巻でした。改めておめでとうございます!
この度、協力してくれたカオハガン島は、私も大好きな1つの島です。カオハガンキルトは、自給自足で暮らす島民たちの大切な収入源であり、カオハガンの人たちの暮らしや子供たちの教育を大きく支えているのです。日本の若い子たちにもカオハガンキルトの素晴らしさを知ってもらいたい、そんな想いから実現したプロジェクトでもあります。
また、当社が掲げているブランドフィロソフィーは「Make The World Your Stage」。世界をもっと身近に、自分らしく活躍できる場としてとらえてほしい――そんな想いがこの言葉には込められています。今回のプロジェクトでは、学校の枠を超えて実社会とつながり、リアルな課題に向き合いました。その中で、参加した学生たち自身が「自分の行動で社会を動かす」という経験を得られたことは、まさに“世界を舞台にする”第一歩だったと感じています。今回の企画で、1人でも多くの子達が海外に興味を持ち、活躍できることを期待しています。
是非皆さまのご支援をお願いします。 -
サラザーエラミル嘉恵
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- こんにちは。
わたくしは、カオハガン島でカオハガンキルトの管理をしているサラザーエラミル嘉恵と申します。
カオハガンキルトが生まれてから約25年が過ぎ、世代交代が始まりつつある中で、島の若者にキルトづくりの魅力を伝えることの難しさを感じていました。
また、カオハガンキルトをより多くの人に知っていただくために、新しい商品開発をしていく中で、青稜高校の皆さまと出逢い、いまの若者のニーズに合った商品を提案していただきました。
新しいものづくりにチャレンジはつきものですが、島の若者たちがつくりだす作品が日本の若者の元へ届くことを想像すると、ワクワクが止まりません。少しずつ広がりつつある輪が広がっていきますようにと心から願っています。
皆さまからの応援とご支援に感謝申し上げます。ありがとうございます。 -
【さいごに】
- このプロジェクトを通じてカオハガン島の⼈々の⽣活が豊かになり、キルト⽂化が守られることを願います。
端切れを使⽤し、島⺠の⾃由な発想で⼀つ⼀つ⼿作りされるトレカケースは、⼀つとして同じものが存在しませ
ん。⽇本の⽅々にカオハガンキルトの素晴らしさを知っていただく第⼀歩になれば幸いです。